金融機関から転職をして一年が経過しました。
- 転職して一年経過後のリアルな感想
- 良かったこと、悪かったこと
- 金融機関からの転職についてのアドバイス
これらを、昨年まで金融機関(信用金庫)に勤めていた人間がリアルに発信します!
※これはリアルタイムの情報を綴っています、必ず転職を考えるみなさまのお役に立てると思っておりますので最後までお付き合いください!!
・現在金融機関に勤めていて転職を考えている人
・現在転職活動をしている人
・まだ転職は考えていないけどちょっと興味がある人
これらに当てはまる方は必読です!
2~3分で読める記事になっております。
転職して一年、ぶっちゃけどう?
これは金融機関を否定している訳ではなく、今の会社が最高!と褒めている訳でもありません。
今でも金融機関に勤めていてよかったなと思うし、育ててくれた恩義を感じています。巷でよく言われる「金融機関は将来性が無いから転職したほうが良い」なんて言葉を全部容認することはありえません。
(ここについては端的に申し上げますが、良くも悪くも金融機関は代替の効かないビジネスモデルです。やはり融資・預金・為替というサービスを媒介するという宿命や地方や企業への資金の循環を実現するのは金融機関だけなのです。)
ではなぜ転職して良かったのか…それは、
自分の幸せ度が増しているからです。(むしろこれ以外の判断基準は無いと考えています)
「お金」「時間」「自由度」「やりたいこと」など転職をする際の軸となる指標は無数にあります。
ですが、何を選ぶにしろ最後は「自分が幸せと感じるかどうか」が全てだと思うのです。
そんなこと当たり前だよ!それがわからなくて迷っているのに!という意見が聞こえますが、安心してください。ちゃんと解説します!
そう簡単に自分の幸せがわかるものではないですよね。幸せを感じるの事象は一つでないですし、バランスもあります。
ではどうやってしあわせの価値基準を絞っていくのか。
転職で悩みに悩んでいた過去の自分に向けて、ようやく、いまの私ならこう答える!という明確なアドバイスができるようになったので共有します。
転職で悩んでいるあなたにアドバイスしたいこと
まずは100点を目指すことを捨ててください。
そもそも会社という縛りがある以上、100点満点の転職は限りなく難しいです。
会社というのは自分の意思でコントロールできないものですから。
だから、こそまずは完璧な転職なんてものは無いんだ、自分がしあわせな状態に近づけるための選択なんだと認識をしてください。
この前提を踏まえた上で、金融機関から転職した私だからこそ言える、たいせつなことをお伝えします。
優先順位ではなく、優先バランスを考える
よく転職活動では優先順位が大切だと言います。実際その通りなのですが、そこに数多の選択肢から明確な順位を付けようとすると、かえって本当の気持ちに沿わなくなってしまうのです。
例えば、やりがい、お金、時間この3つの要素に優先順位をつけてくださいと言われても、1番は時間!2番は家庭!3番やりがい!などハッキリすることは難しいですよね。
オチは決まって、「どれもたいせつだよ!」となってしまいます。
だから選ぶこと・捨てることができなくなってしまうのです。
こういった場合は、順位をつけるのではなく、どっちに気持ちが傾くかを考えてください。
例)いまよりもお金は増えるけど自由時間は少なくなるのは…?
例)給料は減っても自由(時間)が増えるなら…?
例)お金が増えるけどノルマがきつくなるのは…?
こんな風に、自分の価値観で「お金」「やりがい」「時間」「場所」「休日」「将来」「人間関係」こういった要素を比較してみてください。
そして、心の中にある大きな大きな瓶の中でそれぞれどれくらい入れたいのかを感覚で掴んでください。
当時の私はこんな感覚を持っていました。
・お金が多少減っても自分のイニシアティブで働ける環境がいいなぁ→この「やりがい」が6割くらい
・あとは最低限年収を落とさずに…→年収は2割くらい
・転勤がなければ場所にこだわりはないなぁ→勤務先は1割くらい
・残りの1割はフィーリングだ!
この程度です(笑)
わりとざっくりで転職活動をしたのですが結果として正解でした。
明確な優先順位が無くとも、たいせつなものの大きさが感覚でつかめて居ればOKなのです。
(それでも生まれてくる不安を払拭する方法は後述しています)
不安は行動でのみ払拭できる
どれだけ考えても、転職するまえに、転職したあとのことはわからない!
転職以外でもよくあることですが、
転職で後悔するかも…というニュースや記事を調べて不安を大きくして、
転職しないともったいない!という動画を見てそれを払拭しようとする。
これよくありがちなパターンですよね。
とにかく意見を集めて集めて結局抱えきれなくなって行動できなくなる…こんなパターンが非常に多い気がします。
つまり考えても未来は何一つわからないのです。
とにかく価値観を見つめながら、面接を受けて、内定をもらったらどうするか考える!
その後のことはわからないですし、違ったらまた選択すればいい!
結論、これしかないのです。
考えてもわからないことを考えると不安は大きくなる一方です、それならまず最低限の条件を満たしたら飛び込んでみることをお勧めします!
転職して良かったこと
前回記事でも同様のことを紹介しましたが、一年経った今、あらためて転職後のメリットを振り返ってみたいとおもいます。
労働時間が短くなり、他のことに時間を費やせるようになった!
前職の金融機関では、残業が月に20~30時間程度ありました。また、就業時間前には必ず支店についておりましたので
実際の勤務時間はもう少し長かったと思います。
転職をして、「実質の稼働時間」が大幅に削減され、勤務後のプライベートの時間はかなり余裕が生まれました。
また、金融機関は基本PC持ち帰りがNGですが、いまは帰宅後にも作業ができるので日によって作業時間を変えられるのも大きなメリットだと思います。
新しく覚えることにこそ楽しみがある
新しいことを覚えるのは大変!という声を聞きますが、私からすると同じ作業をスピードだけ早めるほうがよほど退屈です。
新しい環境で、新しい知識を身に付けることは全く苦じゃなかったですし、むしろ探求心を満たせることが私のしあわせのひとつでもありました。
どんな環境でも前職の知識や経験は大いに活かせますし、思い切って新しい環境に飛び込むこともおすすめです。
H2転職をしてほんとうの自分がわかる
いままでの私は「何をしているときに喜びを感じるのか」もっというと「魂は何を求めているのか」を理解できずに苦しんでいました。
ですが、転職をすると生活や日々のルーティンも変わるので、自分に対しても新しい発見があります。
「営業はきらいだと思ってたけど、商材を変えるとこんなに楽しいんだ」とか
「実は少数精鋭の組織で期待以上の役割を果たすことに、やりがいを強く感じるな」とか
転職を経験しないとわからないことが多く発見できたことはとても大きなメリットでした。
給料
私の場合、転職で2倍3倍の給料になったわけではないのですが、若干給料は上がったことによって
少し生活の自由度が増しました。
これも大きなメリットですね。
転職してわるかったこと
これから書くことは決して悪いことではないのですが、転職しても変わらないこともあるという事実だけ認識して頂ければよいかと思います。
どの会社でも不満はある
「お金」「休日」「やりがい」…これらの理想を全て満たす職場はありません。
100点の職場なんてものは無いのです。あたりまえのようですが、ここを理解していない人がたくさんいますよね。
ただこれは悪かったというより、こんなもんだよね程度のことです!
良い意味で金融機関はルールがしっかりしている
転職して驚くのが、金融機関のルールやコンプラ意識の高さです。
私自身、ガチガチに縛られているルールが嫌だ!と思っていました。
いまだに金融機関独自のお堅い風土が正しいとは全く思いません。
しかし、転職後はルールが良くも悪くもすぐ変わったり、規定が無かったり…、驚いたのも事実です。
これも悪いことではないのですが、、金融機関の良さでもあるよね程度のことなのです。
恐らく、一瞬で慣れると思います(笑)
まとめ
冒頭でも申し上げている通り、私は転職をしてよかったと思っています。
- 転職先を選ぶ基準
- 転職前の心構え
この二つを軸に持っていたからだと思います。
- 優先順位ではく、割合で考えること
- 100点満点の職場は無いことをに意識して転職活動すること
この二点を抑えるだけで転職活動に失敗する確率はめっちゃめちゃ低くなると断言できます。
金融機関からの転職をお考えのあなたに少しでもお役に立てたのであれば幸いです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
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