勢いで会社辞めた男の話|20代2か月の無職期間で気づいた転職活動で大事なこと

次の仕事が見つかる前に意気揚々と退職したものの、やりたいことが見つからず2か月間の無職期間を経て社会復帰した男の話をします。

この記事を読んでほしい人
  • 次の職場は決まっていないけど会社を辞めたい人
  • いま転職活動をしている人
  • 次は決まっていないけど既に退職した人
  • 転職活動中だけど何だか考えすぎてわからなくなってしまった人

「転職先が決まる前に今の仕事を辞めてもいいのか」

というテーマについて実体験をお話しします。

最初に結論だけ先にお伝えします。

ずばり、「全然あり」

なんなら、最低限の準備さえできていれば今すぐにでも辞めればいいじゃない!と言いたい。。。

この記事を読んでいるあなたは、理由は違えどきっと悩むところまで悩んでいる人だと思います。

私は有休消化含め約3か月の無職期間を体験しましたが、「あーほんとにあの時期を経験してよかったわ」と思います。

~当時の私の気持ち~

私は前職で信用金庫で営業をしていたのですが、現状に満足できなくなってきたというものスゴイ曖昧な理由で29歳のときに退職をします。

「もっとお金を稼げるはずだ」

「もっとスマートに働きたい」

「起業もいいのかな…?」

「企業を内側から見てみたい」

将来に対する漠然とした不安と憧ればかりで、コレだ!という確固とした理由は無く、勢いだけで退職をしました。

筆者

「とにかくこのままじゃだめだ。環境を変えたほうがいいかも。」という気持ちでした。

結果的に「先に辞めて辛いこともあったけどあの期間があって心から良かった」と思えましたし、今転職というジャンルで苦しんでいるあなたに何か一つでも心が軽くなるようなアドバイスができればなという思いで記事を書いている訳です。

前置きが長くなりましたが、それでは先に退職して良かったと言える理由、苦しかったことを赤裸々に綴っていきます。

退職する前に辞めてもOK?

結論|次の転職先が決まる前でも退職してもいい!!

「何度も同じことを悩み続けて働くなら、先に辞めて今じっくり悩んでみてほしい」

一般的な流れでは、90%を超える方が在職中に転職活動をします。

人によって期間はまちまちでしょうが、凡そ転職活動開始から3か月が平均と言われています(転職活動の平均期間はどのくらい?

一方、私の場合はもう辞めちゃえ!→退職→有休消化(約1ヶ月)→転職活動(無職期間2カ月)→転職

つまり有休消化1ヶ月をを含めると3カ月の空白期間があった訳です。

もちろん転職活動はずっとしていたのですが、様々な理由から時間がかかりました。(それは別記事でお伝えします。)

しかし、この空白期間が人生において何事にも代えがたい経験になったのです。

経験談|転職先が決まる前に退職して良かった理由

無職期間は「自分のたいせつ」を見つけるための時間

転職とは今自分がたいせつにしたいことに優先順位を付けて選択することです。

私は転職活動で悩む=たいせつ(やりたいこと)がモヤモヤしてハッキリしないことが原因だと考えています。

そして、「自分なりのたいせつ」は自分の心の深淵をグーーーっと覗くことで見えてきます。

きっと退職してから転職先を探す(先に辞めたい)というのは何か理由があるはずです。

何となくそれっぽい理屈で自分の考えをまとめなくてもいいのです。
少しゆっくりして考えてみましょうよ。

たしかに数か月で「自分なりのたいせつ」が見つかるかはわかりません。

しかし、その期間真剣に自分の将来、好きなこと、やりたいことを考え抜くことが大切な訳です。

健康な肉体と精神が手にはいる

これはちょっと本筋とは逸れる部分もあるので書くか迷いました(笑)

考えごとで行き詰ったときは、とにかく体を動かしてください。
とにかくいいことだらけです。

仕事のない期間は自分に向き合う時間が長く、楽なことばかりではありません。

自分なりの答えがでないことに落ち込むこともあれば、絶望に浸る瞬間もあります。

人と関わる機会が減って本来のリズムを失いそうになることもあります。

ただでさえ、プレッシャーがかかる転職活動です。

大事なのは落ち込んだときに前向きな心を取り戻すこと。

ウォーキングでも筋トレでもなんでも良いです、皆さんの好きな形で運動をして汗をかいてください。

経験談|無職期間に辛かったことと解決策

周りの目線が気になる

自分にとっては大問題、他人からしたらどうでもいい問題

無職期間を過ごしていると、最初は感じなかった不安やプレッシャーが段々と大きく感じる期間が必ずあります。

前職の同僚や上司、友人、家族、取引先などから現状を聞かれたりすると、いつの間にか善意を「悪意」だと感じてしまう期間があります。

相手としては単純に気になるだけだったり心配してくれたりするだけなんですけどね。

冷静に考えてみると、自意識過剰になってしまっていることがよくわかると思います。

例えば、自分と同じように先に退職した友人がいるとします。

その友人に近況を聞いた時

M君

自分が本当にやりたいことを考えてるんだ、まだ時間はかかりそうだけどね!

なんて笑顔で言われたらどうですか?

友人に対し、あなたは「まだ決まってないんだアイツ…。。。」って思わないですよね?

むしろ偉いなぁとか、羨ましいなぁとか、自分も考えてみようかな、なんて思いますよね。

自分の中の問題は外側から見ると大したことないんです。

安定収入が無くなる

一人なら辞める前に最低半年の生活費があれば余裕です。

辞めるときの貯金額にもよると思いますが、独身なら半年間の生活資金があれば心配いらないと思います。

退職から数か月すれば手当が入ってきますしね。

もちろん家族がいるのであれ生活必要資金も変わってきますし相談が必要です。

しかし、3か月とか半年とか一定の期間を決めておけば全く問題はありません。

むしろキャッシュインが無くなることで人生におけるお金の価値観が変化したり、手当など社会の仕組みなど勉強できることもたくさんあります。

空白期間に対する転職市場の評価

数か月の空白期間で転職に不利になることはありません。

具体的に言うと

①退職から3か月はブランクとみなされない

②先に辞めた理由を聞かれることはあるが、説明できれば問題なし

それぞれについて説明すると、例えば1月末日での退職であれば4月末までならブランクとはみなされません。

また、私自身面接で先に辞めた理由を聞かれたりしましたが、きちんと理由を説明できればまったく問題ないですし、むしろ共感してくれる人もいます。

復帰できるかの不安

数か月休んで多少生活リズムが崩れても、復帰すればすぐに適応します。

私は前職では朝は5時起き、夜は11時には寝る生活でした。しかし人間どうしても怠けてしまいますね。段々と生活リズムは崩れてしまいます。

ですが、いつでも準備完了と言えるように毎日運動したり本を読んだりしていました。

人間環境が変わればまた慣れるものですぐに元通りになります。

まとめ|転職先が決まる前に退職してもいいの?

結論、最低限の準備があれば先に退職してもOK!

最低限の準備とはたったの2つ。

  1. 最低限の生活費の貯蓄があること(半年程度)
  2. 家族の理解を得られていること

これらさえクリアしていれば私は先に退職しても良いと考えています。

「これを絶対にやりたい!」とか「これだけ当てはまればいい!」などシンプルに転職を進められる人はそう多くありません。

むしろ自分の価値観が理解できている人は少ないのではないでしょうか。

実は、一見遠回りに見える無職期間がしあわせへの近道だったりするのです。

「迷っても、苦しんでもいいんだ。道中を楽しむことが一番」

そう考えてみると楽になるかもしれません。

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この記事を書いた人

都内信金入社|営業で個人・法人分野ともに表彰受賞|表彰回数3回|8年勤務ののちweb業界へ転職|
辞める辞めないではなく、自分で選択することの大切さを発信中

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