こんにちは、今回は信用金庫から未経験で経理職に転職した後輩のM君にインタビューをしました。
転職当時のエピソードやその後について詳しく聞いてみました♪
- 信用金庫から転職を考えている人
- 未経験の業界に挑戦しようとしている人
- 転職が不安・心配な人
- 転職した後のエピソードが聞きたい人
信用金庫から転職をする人は結構いますが、その後について話を聞く機会ってあまりないですよね。
インターネットで調べてみても実体験は中々でてきません。
情報が少ないが故に、‘‘選択‘‘という誰しもに与えられた幸せを掴むチャンスを逃してしまうことも。
そんな方を一人でも減らしたいと思い、本記事を執筆致しました。
今回インタビューを快く受けてくれたのはつい1年前まで一緒に働いていた支店の後輩M・Y君です。
ゲストのご経歴
M・Y君(28歳)
【経歴】
大学卒業後、都内信用金庫に入庫し法人渉外担当として勤務。
入庫5年目にスタンダード市場大手の半導体製造装置会社の経理部財務課に転職。
【転職の目的】
営業よりも事務仕事の方が能力の最大化ができると考えたから。
M君とは彼が転職する1年前まで約2年間一緒に働きましたが、
当時から優秀で物腰の柔らい癒しキャラ!
私自身彼からたくさん勉強させて頂きました。
- 「ビズリーチ」…幅広い業種を見たい方、年収にもこだわりたい方!
- 「リクルートエージェント」…転職実績、求人数ともに最大手!
- 「第二新卒エージェントneo」…26歳までの方に特化した優良求人多数
- 「リクナビNEXT
」…求人数が段違い!大手~中小企業まで網羅
現在の仕事内容について
将来に悩む信金職員の方や金融業界の方に向けてさっそくインタビューしていきます!よろしく!
はい!よろしくお願いします!
どんな仕事をしてるの?
nao:いまどんな仕事をしているの?
M君:今は、半導体製造装置の中に使用される部品メーカーの経理課財務部に所属しています。
業務内容としては経費の精算や支払い、納税などの決算業務に携わっています。
nao:いま仕事のやりがいは?
M君:もともと簿記が好きだったんですよね。パズルみたいに勘定科目がハマっていくのが楽しいですし、黙々とデスクワークをやりたいという思いもあったので全体的に楽しいという感じですね。
nao:それは知らなかった(笑)簿記はもとから持ってたの?
M君:はい、大学生のときに簿記2級を取りました。
未経験に不安はなかった?経験してどうだった?
nao:未経験って不安じゃなかった?
M君:やっぱり不安はありましたね。簿記を持ってるとはいえ昔取ったものですし、実務経験もなかったので。
ただ実際働いてみて大変だったのは最初の3~4か月かなと。経理って割とルーチン系の仕事が多いので一回りすれば慣れてくると思います。
nao:未経験って大変って拒否反応起こす人いるけど、実際飛び込んでみるとなんとかなるよね。
M君:はい、支店の係替えや部署変えと全く同じですし、ネガティブな気持ちは一切持たなくて良いと思います。
信用金庫と比べて良くなったことは?
nao:前職の信金と比べて良くなったことは?
M君:ん---たくさんありますね(笑)
一つはストレスが無くなったこと。二つ目は働きやすくなったこと。3つ目はやりたいことができていること、ですかね。
nao:たくさんでてくるね~(笑)詳しく教えてよ(笑)
M君:まず営業職を離れたってことが一番大きいかもしれないです。数字を追うこととか嫌なことから離れたのでストレスが減って経理というやりたい仕事ができている満足感もあります。あとは働き方が柔軟になったことも良かったことです。例えば、うちは妻も子供もいるんですけど半休を貰いやすかったり、出勤時間を遅らせられたり、そもそも残業が減ったり。
給料はどうなった?
nao:ぶっちゃけ給料は転職前と後でどうなった?
M君:これは横ばいですね。前職の給与を基準にしてもらったので。ですが先ほどもお話ししたと思うんですけど、残業が減ったので時間単価は上がってますね。
nao:雇われて働く以上、いかに自分の時間を高く買い取ってもらうかだもんね。
M君:そうですね、業種的に決算時には結構残業するんですけど、それ以外は大体月15時間くらいなので前職よりは減りましたね。あとは信金時代は昼休憩がほぼ取れなかったり、定時は8時30分だけど8時には支店に居たので実質だともっと減ってる気がします。
信用金庫と比べて悪くなったこと
nao:良いところだけ聞いてもみんな信じないと思うので、信金と比較して悪くなったことも聞こうかな(笑)
M君:んー--本当にないんですけど…(笑)強いて言うなら事務作業なので自由が無いことですかね?
営業のときはちょっとサボったりできたと思うんですけど、今はみんな顔を合わせている状態なのでそういうことはできないですね。なのでじーっとしているのが嫌いな人は向いていないかもしれないですね。
転職先でも活きるスキル
nao:信用金庫で身に付けたスキルで今の仕事に役立っていることはある?
M君:財務分析と、金融機関出身という背景ですかね。
例えば金融機関から見た決算分析って相手からしたら新鮮だったりするんでそこは評価されてますね。あと今の企業も銀行さんから融資を受けているのでを融資交渉する場面で同席させられますね(笑)
nao:財務諸表を読み解いて分析する力とか、調達方法について理解していることが役に立ってるんだ。やっぱりたくさんの企業を見てきたことは強いね。
M君:はい。経理とか業種に関わらず金融機関出身者の強みだと思います。
将来のキャリアビジョンは?
nao:現時点での目標とか夢ってある?
M君:会計の専門知識を身に付けて、どの会社でも通用するくらいになりたいですね。いまは簿記一級を目指しています。
転職活動について
転職活動で辛かったこと
nao:転職活動で辛かったことは?
M君:これは時間ですね。面接の時間に合わせて早く帰ったり、理由を付けて半休取ったりするのが大変でした。ちょうど忙しい時期でもあったので。
nao:確かにあの頃は無利子融資があったからね。それを考えると逆によく転職活動できたね。
M君:オンラインでの面接がほとんどだったのでなんとか間に合わせられました。
nao:それ以外に転職活動で苦労したことはある?
M君:私の場合、経理っていう業種で絞ってたので悩む時間も少なかったですし他はスムーズにいきました。後は内定を貰ったところから選ぶだけというか。
今の会社に決めた理由は?
nao:選考を受けた数や内定を貰った数と今の会社を選んだ理由について聞こうかな!
M君:選考は書類含めると20社くらい出しました。そこで書類通過率した6社面接を受けて最終的に内定は2社から貰いました。
nao:さすが、面接で2/6は打率高いね。
M君:そんなことないですよ(笑)ただやっぱり大手の経験者重視のところは落ちましたね。逆にいうとそれ以外はわりと通った感覚です。やっぱり転職ブームですし、人を求める企業がとにかく多いので追い風ではあると思いますね。
nao:それはすごいわかる。ひと昔前なら入社できない企業にもするっと入れたり(笑)給与も前職を基準にしてくれるし、つ働き方も身に付けたいスキルも給料も選び放題なんだよね。
nao:最終的にいまの会社を選んだ理由は?
M君:IRを見た時の財務内容と業界での立ち位置ですね。もちろん未来はわからないですけど、今に至るまでの成長性はわかるので。
転職エージェントはどこ使った?
nao:転職エージェントはどこ使った?
M君:私は3登録してました。具体的にはdodaとマイナビ金融エージェントとパソナキャリアをでしたね。最終的にはパソナキャリアからの転職でしたが。
nao:転職エージェントを使うにあたってのポイントはある?
M君:ん--各エージェントさんのキャリアカウンセラーの方の人柄に尽きますね。
例えばマイナビ金融エージェントでは金融にめっちゃ詳しい人がついてくれたりとか、、パソナキャリアはとにかく優しかったり(笑)
※転職エージェントに登録して次にキャリアカウンセラーの方と面談をして初めて転職活動がスタートします。登録だけ終わっている人は注意!
nao:まったく同じ意見!俺の場合は転職エージェント5.6社全部登録して、まず各エージェント全員と電話とZOOMで面談したのよ(笑)中には担当を交代してもらったりして相性の合う人を絞った。最終的にはdodaだったね。
M君:それはすごい(笑)やっぱり1社だとどうしても「他ならにもっと良い求人紹介してくれるんじゃないか?」って気持ちが出てきちゃうので、同じように2~3社登録して実際話してみるのがいいと思います。
転職活動のコツは?
nao:転職活動のコツはある?
M君:まず1にも2にもエージェントと話すことですね。私は転職活動を開始するまでの時間が結構長くて、一人でずっと悩んでいたんですけど、そんな中背中を押してくれたのはエージェントの方でした。そして次に大事なのが少しでも興味がある企業が見つかったら応募して面接すること。
nao:スマホで会社だけ眺めてイメージが掴めなくて、受けることすら辞めちゃうパターンが一番もったいないよね。
M君:はい、その通りだと思います。
エージェントでも面接官でもとにかく人と話をすることで方向性が見えてきます!
あなたの提案で心が動かされる方がいるように、人の話を聞くことで心境がガラッと変わるからまずは行動するべき!
当時に戻れたとしたら転職を選ぶ?
nao:もし過去に戻れるとしても転職っていう決断する?
M君:はい、間違いなくしますね。
信用金庫からの転職を考えている方へ
アドバイスをするなら?
nao:転職を考えている人にアドバイスをするなら?
M君:早めに決断した方がいいよってことですかね。私は5年目の27歳の冬に転職したんですけど、このままずっと同じ会社で働くことに対して明確なイメージが沸かなかったり、なんとなくモヤっとするのであれば転職活動だけでもするべきだと思います。
最後に一言
nao:最後に、同じように信用金庫含め金融業界から転職を悩む人に一言お願いします。
M君:今の仕事がやっぱり自分に向いてないかもなとか、他にこういうことやってみたいなとか感じることってあると思うんですけど、そしたら早めに転職活動だけでもしたほうが良いと思います。大変なのは一瞬ですし、何しろ自分で生き方を決めるチャンスですから。
nao:会社や働き方に対しての違和感を感じたら感覚でもいいから行動することが全てだよね。
M君:はい、ほんとその通りだと思います。
nao:このインタビューに心を動かされて行動してくれる人がいると思う。話を聞かせてくれてありがとう!
M君:とんでもないです。みなさん、頑張ってください!
まとめ
M君とのインタビューの要点をまとめました。
- きっかけは営業職より事務職の方が向いている思ったから
- 給料は横ばいで残業が減った
- 営業職ではなく事務職を選んだことでストレスが減った
- 休暇の取りやすさ・フレックス勤務で働きやすくなった
- いくつかの転職エージェントに登録した後はすぐに面談するべき
- 自分と性格の合うキャリアカウンセラーと二人三脚で進むべき
- 未経験でも全然大丈夫
- 早めの決断と早めの行動が大切
過去に戻ったとしても同じ転職という道を選ぶというM君。
転職をして一切の後悔がなかったそうです。
私自身もM君も転職活動で気づいた成功の本質は以下の通り。
最後に、
妻とまだ幼い子どもがいて忙しい中インタビューを気持ちよく受けて頂いたM君に感謝します。
これからM君はどんなキャリアを歩んでいくのだろう。
そして何より、この記事を最後まで読んでくださった読者の方々にありがとうございました。
転職が頭の隅から離れずに苦しんでいる方
現実と理想のギャップにもがいている方
そんな方の明日が少しでも明るくなれば幸いです。それではまた。
コメント