信金からホワイト企業へ|信用金庫からの転職が有利な理由を具体的に解説!

こんにちは、元信金職員のnaoです。

私は8年間勤めた信用金庫を退職し、年収を100万円アップさせ残業ノルマなしのウェブ会社へ転職をすることに成功しました。

  • 「信用金庫からの転職は有利?」
  • 「資格が無いけど転職できる?」
  • 「どんな業界・業種がいいんだろう…」
  • 「信用金庫から他業種はいけるの?」

結論から申し上げます。

信用金庫からの転職は有利!

具体的な理由は後で解説しますが、信用金庫からの転職にまったく心配はいりません。

当初わたしはこんなことを考えていました。

筆者

スキルも資格もないし良い企業に転職はできないよなぁ…

結果、全然そんなことなかった!!

転職活動を通して信用金庫からの転職は有利であることと、資格やスキルがなくても良い企業に行くことができることを実感しました。

転職を考えている信用金庫職員のあなた、不安にならなくて大丈夫

手順さえ間違えなければ転職は必ず成功します。

ネットにある信用金庫の転職の記事は、信用金庫の職員じゃない人が想像で書いているものも多いですしあてにしなくてOKです。

そんな訳で信用金庫からの転職が有利な理由と、おすすめの業種や転職エージェントについて解説します。

【鉄板】登録すべき転職エージェント
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信用金庫からの転職は有利?不利?

結論、信用金庫からの転職は有利!

これだけだと正直さっぱりわからないですよね!

「そもそも、何において有利なのか」となるでしょう。

信用金庫からの転職が有利とは、

信用金庫での経験が転職活動に有利に働くという意味です。

いまこの記事を読んでいるあなたは恐らく転職に自信が無いのでは?

すっごいわかります。その気持ち。

わたしも信用金庫から良い企業に行くのは難しいのではないかと考えていました。

でも職員のみなさん、心配しなくて大丈夫!!

我々が信用金庫で身に着けた能力や経験を欲しがる企業は無数に存在します。

ではなぜ有利なのかを具体的に解説していきます。

①「営業」ができるから

世の中の求人の約20%は営業職

世の中営業ができれば食いっぱぐれることはありません。

信用金庫といえばとにかく外回り!!

地域の高齢者を中心に個人営業をしたり、中小・零細企業など相手に法人営業をしたり。

転職市場では営業ができる人間が常に不足しています。

どこの会社も営業ができる人間を喉から手がでるくらい求めています。

例えば、転職業界最大手マイナビエージェントでは営業職の求人数は以下のとおり。

公開求人数7,090件+非公開求人数5,014件=12,104件(2022年4月現在)

これはマイナビエージェントの公開求人数36,719件+非公開求人数34,260件=70,979件のおよそ17%

(出展:マイナビエージェント公式HPより)

世の中の求人のおおよそ20%が営業で占められています。

なので、営業を経験した人にとって転職市場はブルーオーシャンなんですよね。

営業を経験しているというだけで転職先は無数にあります。

②法人に無形商材を営業しているから

「法人」に「無形」の商材を提案するというのは転職市場において評価が高い!

なぜかというと、「法人」と「無形」は単価が高い傾向にあるので単純に企業側が利益を出したい主力商品になるからです。

無形商材とは、物質的ではない商材のことです。サービスや情報、金融商品の他、人材派遣や人材教育なども無形商材に分類されます。

出展:マイナビエージェント公式HPより

信用金庫では地域の事業主のお客さまに無形の商品を提案します。つまり融資ですね。

融資って相手から求められる場合もありますが、大体がこっちからの提案ですよね。

つまり「顧客との関係性」「提案力」が無ければ絶対に契約できない商品ですし、その後のフォローアップも大事になります。(しかも低金利で他行競合激しいし、稟議大変だし、複雑だし‥‥(笑)

「法人」か「無形」どちらかを経験できる仕事はありますが、両方を経験できる、つまり「法人」に「無形」の商材を提案できる仕事って意外と少ないんです。

筆者

転職市場では「法人営業経験あり」だと年収の高い企業にも行けますよ!!

「この商品はココの機能が前より良くなって…」とかメーカーや不動産の営業のように商品の魅力だけで勝負できないですからね。

法人」と「無形」の両方を経験はどこにでも誇れるスキルです。

そんな難易度の高い営業をこなしているあなたは世間から見ると評価が高いです。

③預かり資産など成長分野を経験しているから

株、投資信託、保険など預かり資産市場は年々拡大している!

投資信託や株、債券など預かり資産と呼ばれる分野は年々市場規模が拡大しています。

信用金庫で働くあなたは預かり資産が年々重要視されていることがわかるのではないでしょうか。

「投資信託の残高が家計に占める比率が過去最高、投信積立は株安でも定着するか?」

日銀が3月17日に発表した2021年10-12月期の資金循環統計(速報)によると、12月末時点の家計の金融資産残高が前年比4.5%増の2023兆円となり、初めて2000兆円の大台に乗せた。

出展:モーニングスター公式HPより

今後投資信託や保険など需要がさらに伸びるのは間違いないでしょう。

同じ金融ですが、その成長分野の知識があることは転職でかなり有利になります。

④決算書が読める

財務諸表がきちんと読める人は少ない

信用金庫で法人営業をやっていれば決算書は毎日見るものですよね。

決算書が読めるだけでなく、そこから+αの提案もしていたと思います。

会社の資金繰りはもちろん、強みと弱みの分析もしていましたよね。

経理として決算書の作成だけでなく、もう一歩先の活動ができる人間はコンサル・経理・財務担当としてかなり重宝されます。

  • 財務諸表を見た上での経営アドバイス
  • 資金繰表の作成
  • 改善計画書の作成
  • 資金運用・資金調達計画の立案、作成

こういった+αの仕事ができることは転職市場においてかなり有利に働きます。

決算書が読めることによって、監査・財務会計・経理・コンサル業などの道がグッと広がります。

⑤丁寧で細かい事務作業ができるから

信金の丁寧で細かい事務作業は他社ではエリート扱い!

信用金庫はもちろん金融業界はとにかく事務仕事が細かいですよね。

「なんでこんなに細かいの?」ってくらい細かい(笑)

でもこれって他社から見れば「とっても丁寧な作業」なんです。

私も転職して思いましたが、今はとっても楽(笑)

もちろん会計処理や経理処理がずさんということではありません。

信金の事務作業がいかに丁寧で細かいかということであり、そこで培った事務処理能力は他社で重宝されます。

⑥礼儀と常識が一般より身についているから

縦社会で学んだ礼儀や常識はマジで武器になる

信金で学んだ対上司・対社長スキルは人生最強

金融機関は昔からの風習が根強い業界ですので、礼儀や常識にとっても厳しいですよね。

信金で働くあなたなら一度はこの固さにうんざりした経験があると思います

挨拶・お礼・気配り目配りなど、一般の企業よりも厳しく教育を受けますがこれが後々活きてきます。

信金で学んだ礼儀や常識があれば転職時の面接にも、転職後の人間関係もこわいものはありません。

信用金庫から転職しやすい業界と具体的な業種

金融業界(経理・監査含む)

  • 銀行
  • М&A
  • 不動産金融
  • 証券会社
  • リース・クレジット・信販
  • 税理士法人・会計事務所
  • 監査法人 
  • Fintech企業 など

金融業界→金融業界は一番王道かもしれません。

今までの知識や経験がもっとも生かされます。

金融業界というと信用金庫を退職しようとしているあなたにはイメージが悪いかもしれませんが、実はノルマが無い仕事・内勤、経理関係などさまざまな種類に分かれます。

ステップアップで規模の大きい金融機関に行きたい人

ノルマがない財務処理や会業務計をしたい人

運用など裏方業務がしたい人

などにはおすすめしたい業界です。一度目を通してみると、「金融」といってもこんなに多くの種類があるのかとビックリすると思います。

「信用金庫の仕事はいやだけど、こういう仕事はいいかも!」と思える業種もあるはずです。

不動産

  • 不動産営業
  • 住宅設備営業
  • 不動産開発(ディベロッパー)
  • 不動産管理

不動産業界では信用金庫で培った住宅ローン・不動産融資の知識や税務知識が生かせます。

例えばローンに通るかの目利きや金融機関との交渉、不動産融資では保全率を踏まえた耐用年数超過物件に対する引き延ばし、節税方法などかなり具体的に生かせる能力がありますよね。

実際、信金職員の中で在職中に「宅地建物取引士」を取得する方も多くいます。

信金職員の中でも不動産関係に転職する人は結構いるイメージです。

もちろん場合によってはインセンティブ重視で安定しない可能性はありますが、私の周りではかなり成功している人も多いです(笑)

保険

  • 保険営業(リテール・法人・金融)
  • 保険内勤

保険関係も信用金庫からの転職先ではトップクラスに人気ですね。

銀行窓販が制定されてから信用金庫でも保険の代理店になっているところは多いでしょうし、いまでは信金にとどまらず大手金融機関でも主力商品の一部です。

その保険含めた預かり資産の知識や経験が生かせます。

また、保険営業といってもたくさんの種類があります。

完全歩合のリテール営業もあれば金融機関を回るルート営業など。

筆者

大きく稼ぎたい人は完全歩合、安定や楽さ重視なら代理店への営業も良いですよね!

私の女性の同期はつい先日、信金の総合職から保険の内勤へ転職しました。

すごくホワイトだそうです(笑)

IT/web/広告

  • webサービス・webマーケティング・web制作
  • 広告代理店・広告業界 など

金融機関を転職したい人で意外と諦められがちなのがこのIT/web/広告業界です。

IT/web/広告といっても幅がとても広いので一概には言えませんが、私は実際に先日信用金庫を退職してwebマーケティングという種類の仕事をしています。

「金融機関からwebなんて異業種すぎるし転職できないんじゃない?」と思われがちですが、そんなことありません。

信用金庫並みに毎日勉強をしていればわりとすぐになじめる程度の知識は付きます。

逆にこのIT/web/広告はトレンドがありますのでいかに日々勉強できるか、つまり学習下地があるかどうかの方が大切だと思います。

実際に私はワード、エクセルの基本的知識程度しかありませんでしたが、年収をアップさせて転職することができています。

信用金庫でこれから何年間も金融の勉強をするのであれば、違うことに時間を費やそうを思い成長産業であるこの業界を選びましたが、正解だったと思います。

筆者

異業種に行くならほんとうは26歳くらいまでがベスト!
でも20代後半、30代でも狙えるところはまだまだたくさんあります!

信用金庫から転職しにくい業界と具体的な業種

メーカー

  • 各種エンジニア
  • 生産技術・生産管理・施設運営
  • セールス職

メーカーとなると今までの金融業とは全く異なる分野ですので、専門知識がないと基本転職は厳しいでしょう。

もちろんセールス(営業)職もありますが、どちらにせよ自社商品や業界知識が求められますので相当大変です。

当時私が転職エージェントの何人かに「金融機関からメーカーに転職する人はいますか?」と聞いた時には「正直、ほとんどいません」と言ってました。

信用金庫職員におすすめの転職エージェントTOP3

こちらで紹介している転職エージェントの中から、厳選したエージェントTOP3を紹介します。

世の中には無数の転職エージェントがありますが、本当に使うべきエージェントは少ないです。

信用金庫職員が絶対に使うべきエージェントを解説します。

つい最近まで信金職員だった私の経験から間違いない転職エージェントしか載せません。

筆者

これを登録しておけばまず間違いない!と言い切れる3社です。

転職であなたの夢や理想を叶えましょう。

あなたが思う「こうなりたいなぁ~」は必ず実現できます。

第1位 マイナビ金融エージェント

マイナビ金融AGENTは、マイナビエージェントの「金融業界専門転職支援サービス」

私ももちろん利用しました。

マイナビ金融エージェントの特徴
  • 金融機関出身のアドバイザーがつくので相談がスムーズになる
  • 自分の強みや業界の強みを理解してくれる
  • 職務経歴書が専門性(クオリティ)が高いものがつくれる

もっと具体的に言うと

「金融出身者のみが転職できる隠れホワイト企業の非公開求人の紹介」

「信用金庫職員がどういった企業に転職しやすいのかのアドバイス」

「自分が気付いていない自分の強みの深堀り」

「どこにでも通用する職務経歴書の作成アドバイス」

こういったことを教えてくれます。

「信用金庫が嫌で転職活動を始めたのに、また金融は行きたくないよ…」と思った人もいるでしょう。

金融機関と言えどいろいろな職業や職種があります。

最終的に私は金融以外に転職しましたが、めちゃめちゃ行きたくなる金融系ホワイト企業の隠れ求人情報がありますよ!

もちろん、金融以外の業種も多くはありませんが取り扱ってます!

マイナビ金融エージェントで作って貰った職務経歴書は転職活動でずーっと使えるのでそういった意味でも是非おすすめしたいですね!

\信用金庫職員がまず使うべきはコレ!/

第2位 リクルートエージェント

リクルートエージェントは国内最大級の求人数を誇る転職エージェント

私自身もリクルートエージェントで転職を成功させています。

迷ったらとりあえずリクルートエージェントに登録すればOK!

リクルートエージェントの特徴
  • 支援実績50万人を誇る国内最大級の転職エージェント
  • 利用者の6割が年収アップして転職を成功させている
  • 独占求人多数

もう少し具体定期に説明すると

「15万件を超える公開求人数・18万件を超える非公開求人数」

「全業種・全業界網羅」

「大手から中小企業まで対応」

「年収交渉に強く、良い条件で転職できる可能性がある」

こういった強みがあるのがリクルートエージェント、つまり全部網羅しているということ。

「まずはどんな仕事があるか見てみたい」という方には特にピッタリ!

後で「あそこの企業も気になるな…」とならないようにするためにも求人数が多い大手エージェントは一社は登録しておくべき!

転職の軸がまだ見つからない方や、これから転職活動を始めようと思っている方はリクルートエージェントで一度いろいろな企業を見ておくことをおススメします!!

\国内最大級の求人数だから行きたい企業が見つかる/

第三位 doda

dodaは圧倒的な求人情報量と「転職サイト」と「転職エージェント」の両機能が利用できるのが強み!

・転職サイトとは企業調べから面接まで全て自分で行うこと

・転職エージェントは応募から面接調整までエージェントが代行してくれること

通常は両方個別に登録が必要なのですがdodaは一気に両方使えるのでとても楽でした。

国内知名度と求人の質は国内トップクラス。

求人情報件数は業界最大級である約16万件、非公開求人数も3万件以上!

業界1位の利用者満足度!リクルートに次ぐ業界第二位の求人数!

dodaの特徴
  • アプリの使いやすさと見やすさが神
  • 業界トップクラスの16万件という求人数で希望条件にマッチングしやすい
  • 「転職サイト」「転職エージェント」の両方をつかえるので効率よく転職活動ができる
  • 特に20代~30代の若手の転職に強く利用者多数

転職活動しているときって毎日のように転職サイトを開くんですよね。

毎日見るからこそ転職サイトの見やすさとか使いやすさって超重要!

dodaはアプリの画面の見やすさは断トツ一位でした。

しかもAIが自動でおすすめしてくれる企業がとっても魅力的!

\使いやすさNo1!/

まとめ|信用金庫からの転職が有利な理由を具体的に解説!

信用金庫から転職しやすい業界

・金融業界
・不動産
・保険業界
・IT/web/広告関係

信用金庫から転職しにくい業界

・メーカー

信用金庫からの転職についての結論は以下のとおり。

信用金庫は同業~異業種まで幅広く転職しやすい!

これは実際に私が経験したことでもあれば、同じように信金から転職した先輩・後輩・同期に直接聞いたことでもあります。

たしかに専門知識が無いと転職できない場合もありますがそれは極一部。

転職するにあたって今までの知識が100%生かせる会社なんてのは存在しないのです。

少なからず転職してからの勉強は必須です。

私もそうですが、新しいことに慣れるまではそれ相応の時間がかかります。

しかし、信用金庫での資格試験や実務知識の勉強ができたあなたであれば全然余裕でしょう。

新しい環境に挑戦するのが怖いと考えているあなた。

5年10年後…更にきつくなる信金業界で、ノルマやプレッシャーに追われながら働くことの方が怖くないですか?

信用金庫で働くことが悪いといっている訳ではありません。

転職に自信が無いから信用金庫で働き続けているのはもったいないと言いたいのです。

転職は全然大変なことではありません!

自身をもって新しいことにチャレンジしてほしいなと思います。

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この記事を書いた人

都内信金入社|営業で個人・法人分野ともに表彰受賞|表彰回数3回|8年勤務ののちweb業界へ転職|
辞める辞めないではなく、自分で選択することの大切さを発信中

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